沼 津 市 若 山 牧 水 記 念 館 館 報

沼津市若山牧水記念館は 昭和62年11月1日開館いたしました。
公益社団法人沼津牧水会が編集発行している平成元年創刊の「館報」をご覧ください。


 最新号 第70号(令和5年3月15日)

第1号 (1989.3.30) 第2号 (1989.7.31) 第3号 (1989.12,1) 第4号 (1990.4.1)
 牧水の写真  牧水の葉書  夕張の歌  雑誌「自然」第一号
 牧水と海
    高 嶋 健 一
 机上の塵   
     櫻 井  淑
 
 啄木臨終に
   馳けつけた牧水
      藤 岡 武 雄
 二つの証言
    大悟法 利 雄

 暮坂峠の牧水祭  畑毛温泉の歌碑  イベント報告  清水町の歌碑
 牧水の日記  牧水の書簡紹介  牧水の書簡紹介  イベント報告

第5号 (1990.9.1) 第6号 (1991.2.5) 第7号 (1991.9.1) 第8号 (1992.3.31)
 日記帳 二冊  創作誌友大会  村井武宛書簡  村井武宛書簡
 浜名湖畔鷲津での
   牧水ひとり旅

     中 尾  勇
   
 歌人としての
    大悟法利雄氏
     白 井 洋 三
 第1回
 中学生短歌コンクール
 第2回
 中学生短歌コンクール 
 新館長に若山旅人氏  猿ヶ京の牧水文学碑  大悟法利雄遺墨展
 イベント案内  大悟法利雄館長逝く   イベント案内  大悟法静子ー夫を語るー

第9号 (1992.10.15) 第10号 (1993.3.1) 第11号 (1993.10.1) 第12号 (1994.3.1)
 告別式  村井武宛書簡  「なにとこたへむ」  「詩歌時代」創刊のビラ
 「明石海人文学展」
   開催までの経緯

      川 口 和 子
 若山牧水先生の思い出

     櫻 井  淑
 初期と晩期と
   竹 中 皆 二
 鈴木秋灯翁の逝去を悼む
     中 尾 勇
 明石海人文学展に
   関わって

     八十濱 俊 一
 第3回
 中学生短歌コンクール
 沼津市関係
   歌集・歌人調査
 第4回
 中学生短歌コンクール
 明石海人文学展の
    展示について

     岡 野 久 代
 若山牧水全国歌碑集  湯ヶ島温泉の牧水歌碑

第13号 (1994.11.15 第14号 (1995.3.1) 第15号 (1995.12.30) 第16号 (1996.3.15)
 石川啄木の死と
      牧水の葉書
 創作社全国大会の
      記念写真 
 香貫山のうた  最後の手紙
 沼津ゆかりの
     歌人歌集展
 文政八年のうたびと達

     須 永 秀 生
 「平成の歌合」始末記
     須 永 秀 生
 自選歌集「若山牧水集」

     須 永 秀 男
 明治期の
  沼津短歌会と槙不言舎

     城  直 樹
 第5回
 中学生短歌コンクール
 第6回
 中学生短歌コンクール
 富士エースゴルフ場の
     牧水歌碑
 秋田市千秋公園の
       牧水歌碑
 名古屋市立宮中学校の
       牧水歌碑

第17号 (1996.12.15) 第18号 (1997.3.20) 第19号 (1997.10.1) 第20号 (1998.3.15)
 しら鳥はかなしからず  行き暮れて
   尋ねぬものを
 若山牧水の雅号について  むねあげの祝ひのもちを
 沼津牧水祭「短歌大会」  若山牧水歌碑
  インデックス
    榎 本 尚 美
 「伽羅の歌」と
  ”KYARA”シリーズ

     定 兼 恵 子
 牧水旧居の
  ミニチュアハウス完成
 
−制作者の石川學氏に聞くー
 第7回
 中学生短歌コンクール
 上田治史氏を悼む

      青 木 朝 子
 第1回若山牧水賞に

   高 野 公 彦 氏
 牧水、啄木の
   「友情の歌碑」
    ー盛岡市に建立ー
 第8回
  中学生短歌コンクール

第21号 (1998.12.10) 第22号 (1999.3.15) 第23号 (1999.11.1) 第24号 (2000.3.20)
 若山牧水初期の作品  蝙蝠(かはほり)の盃  若山牧水「恋」の軸  多摩川の砂にたんぽぽ
 牧水短歌の人間像

     玉 城  徹
 牧水、喜志子比翼の屏風

     須 永 秀 生
 
 牧水随想「空」

    榎 本 尚 美
 伊豆の下田と土肥に
       新たに建立

  牧水歌碑除幕を祝す
 第9回
 中学生短歌コンクール
 第3回若山牧水賞に
     永 田 和 宏氏
 第10回
 中学生短歌コンクール
 延岡という街
     川 並 俊 一

第25号 (2000.11.25) 第26号 (2001.3.15) 第27号 (2001.10.10) 第28号 (2002.3.20)
 若山牧水
 「紙入れの歌」の色紙
 ひとの世に
   たのしみおほし
 富士が嶺に雲は寄れども  大正十一年一月の葉書
 牧水祭日録
   山河慟哭の歌
     福 島 泰 樹
 牧水十三回忌
   記念寄せ書き
      須 永 秀 生
 二十一世紀に語りつぐ系譜
   牧水と海人
      岡 野 久 代
 新宿二幸前の茂吉
      後 藤 直 二
 第11回
 中学生短歌コンクール
 第5回若山牧水賞に
 小高賢氏と小島ゆかり氏
 明石海人の歌碑建立によせて
      八十濱 俊 一
 第6回若山牧水賞に
    河 野 裕 子 氏

第29号 (2002.10.1) 第30号 (2003.3.15) 第31号 (2003.9.25) 第32号 (2004.3.10)  
 田中緑夜夫人に寄せる歌  のめといふ
  飲まなきゃ一つ
 駿河なる沼津より見れば  若山牧水の歌集
  第一歌集『海の聲』
  
  
 俳人・飯田蛇笏
  との出会い
    篠  弘
 そこに在るものへの愛
  −歌集「山桜の歌」
   「黒松」の作品ー

     小 島 ゆかり
    
 牧水の書について
      成 田 真 洞
 
  
 牧水の千本松原
     馬 場 あき子
 第7回若山牧水賞に
    三 枝 昂 之 氏
 <新刊紹介>
若山牧水「伊豆・箱根紀行」
  
 第12回、第13回
 中学生短歌コンクール
 第14回
  中学生短歌コンクール
 
  
 牧水の「随筆」と
    「紀行文」
 直島の牧水歌碑  香貫山の牧水歌碑  第8回若山牧水賞に
     栗 木 京 子 氏
  

第33号 (2004.9.25) 第34号 (2005.3.15) 第35号 (2005.9.10) 第36号 (2006.3.15)
 犬山焼きの
  「燗鍋」と「茶碗」
 かんがへて
 のみはじめたる一合の
 二合のさけの
  夏のゆふぐれ
 
 より来りうすれて消ゆる
      水無月の
 雲たえまなし富士の
      山辺に
 かみつけの とねの郡の
  老神の 時雨ふる朝を
   別れゆくなり
 相別れ われは東に
 君は西にわかれてのちも
 飲まむとぞおもふ
 沼 津 の 文 学 風 土
     関 口 昌 男
 牧 水 と 小 諸
    田 村 志津枝
 第15回
 中学生短歌コンクール
「こころ」を見つめた牧水
     栗 木 京 子
 牧水直筆短冊寄贈される
 第16回
  中学生短歌コンクール
 第9回 若山牧水賞に
  米 川 千嘉子 氏
 第10回 若山牧水賞に
     水 原 紫 苑 氏
 <新刊紹介> 
 「若 山 牧 水 歌 集」
 <新刊紹介>
「若山牧水歌碑インデックス」


第37号 (2006.9.15) 第38号 (2007.3.15) 第39号 (2007.9.20) 第40号 (2008.3.25)
  喜志子への手紙  わが友を見送る
   けふのわかれの酒
 いざいざ酌めな
   別れゆかぬとに  
 東 北 へ の 旅   高島友次郎宛書簡
 牧水随想
 「鉄路ー牧水の列車ー」
     榎 本 尚 美
 さびしさをゆるした牧水
     米 川 千嘉子
 若山健海の
『種痘人名録』を読み解く
     伊 藤 卓 雄
 天才牧水の青春以後
     水 原 紫 苑
 
 酒の神話・日向の神話
    
岡 野 弘 彦
 第17回
   中学生短歌コンクール
23  第18回
 中学生短歌コンクール
15
 第11回 若山牧水賞に
  坂井修一氏と俵万智氏
24  <新刊紹介>
   
「牧水 酒のうた」
 第12回 若山牧水賞に
     香 川 ヒ サ 氏
16


第41号 (2008.9.10) 第42号 (2009.3.15) 第43号 (2009.9.10) 第44号 (2010.3.15)
 伊豆の国
 戸田のみなとを舟出すと
 はしなく見たれ
   富士の高嶺を
  しみじみと
   けふ降るあめは
    きさらぎの

  春のはじめの
    雨にあらずや
 若山牧水の歌集
   第二歌集
  『 獨り歌へる 』
 さけのため
 われ若うして死にもせば
  友よいかにか
    あはれならまし
 今 日 の 短 歌
    馬 場 あき子
  牧  水  の  旅
    井 辻 朱 美
 牧 水 と 麦 畑
   香 川 ヒ サ
     牧 水 と 現 代
    坂 井 修 一
 文化講座
  「太宰文学のおかしさ」
     池 内   紀
 文化講座
  「三鷹に生きた太宰紀」
     佐 藤 清 孝
 第19回
 中学生短歌コンクール
15  燈台あわれ
  〜 再生への転機

   渡 邉  紘
 文化講座
 「牧水短歌の問題点」
       藤 岡 武 雄
10
 第13回 若山牧水賞に
    日 高 堯 子 氏
16  第20回
  中学生短歌コンクール
11
 第14回 若山牧水賞に
     大 島 史 洋 氏
12

第45号 (2010.9.15) 第46号 (2011.3.15) 第47号 (2011.9.15)  第48号 (2012.3.15) 
  最 後 の 歌   なつかしき
   城山の鐘なりいでぬ
  をさなかりし日
   ききしごとくに
 若山牧水の歌集
   第三歌集
   『 別  離 』
 わが庭の
   竹の林のあさけれど
  ふる雨みれば
   春は来にけり
 かたはらにおく
     幻の椅子一つ
 
ー大西民子の歌と人生ー
    林 田 恒 浩
  旅 人 ふ た り
     日 高 堯 子
  俳人・飯田蛇笏宅
       での牧水
      飯 田 秀 實
  牧水と山頭火
   
〜 旅と酒の人生 〜
      渡 邉  紘
 アプレ・ゲールの
   青年の恋
  ー牧水の場合ー
     松 平 盟 子
 「濱人」の
   文化と賑わい
      四 方 一 瀰
 第21回
 中学生短歌コンクール
19  第22回
  中学生短歌コンクール
11
 第15回 若山牧水賞に
 島田修三氏と川野里子氏
20  第16回 若山牧水賞に
      大 下 一 真 氏
12


第49号 (2012.9.15) 第50号(平成25年3月15日) 第51号(平成25年9月15日) 第52号(平成26年3月15日)
 わが門ゆ
   眺むる富士は
       おほかたは
 見つくしたれど
   いよよ飽かぬかも
  はりわたす
    根上り松のおほきなる
  老いたる松は
    ひくく茂れり
 ときすぎて
   今はすくなき
      おく山の
  木の間のもみぢ
       輝けるかも
 むらさきに
   澄みぬる富士は
          短夜の
 あかつき起きに
     見るべかりけり
  牧 水 と 啄 木 
        三 枝 ミ 之
 若山牧水 『桜・酒・富士』
    と 窪 田 空 穂
         大 下 一 真
 牧水と茂吉、
   もう一つの水脈
      川 野 里 子
  23
    中学生短歌コンクール
  旅 の 名 人  
     池 内   紀
 24
    中学生短歌コンクール
 17回 若山牧水賞に
        大 口 玲 子 氏
 牧水とエコロジー  
      曾 根 耕 一
 18回 若山牧水賞に
       晋 樹 隆 彦 氏


第53号(平成26年9月15日) 第54号(平成27年3月15日) 第55号(平成27年9月1日) 第56号(平成28年3月1日)
  愛鷹の根にわく雲を 
    あした見つ
       ゆふべ見つ
  夏のをはりと思ふ
  しなのなる
   やけだけゆ見れば
    汝がすむ
  ひむがしの空に
    ふじの峰みゆ
 わが登る
   天城の山の
       うしろなる
 富士の高きは
    あふぎ見あかぬ
 よりあひて
   真直ぐにたてる
           青竹の
 やぶのふかみに
       うぐひすの啼く
 牧水系の歌人と
      『黒松』 鑑賞  
          晋 樹 隆 彦
 啼く聲のやがては
   われの声かとも ―
  牧水と比叡山・本覚院
         吉 川 宏 志
 喜志子の歌にみる牧水
   ― その身体としぐさ

          大 口 玲 子
  25
    中学生短歌コンクール
  わたしの牧水体験
       佐 伯 裕 子
 26
  中学生短歌コンクール
 19回 若山牧水賞に
         大 松 達 知 氏
 千本松原を愛した
     牧水を偲んで集う
10
 第20回 若山牧水賞に
        内 藤  明 氏
12


第57号(平成28年9月1日) 第58号(平成29年3月1日) 第59号(平成29年9月15日) 第60号(平成30年3月1日)
  わが心
   すみゆくときに
         よむ歌か
  詠みゆくほどに
         澄める心か
  止むべしと
     たゞにはおもへ盃に
  にほへるこれの
         前にすべなし
 あしたかの
   襞の紅葉の
      つばらかに
 見ゆる沼津の
      秋日和かな
 
 澄みとほる
   冬の日ざしの
     光あまねく
 われの心も
   ひかれとぞさす
 
1
 歌 こ と ば の 水 脈
         今 野 寿 美
 明治43年というエポック
   −柴舟・牧水・啄木
     花山 多佳子
 散文と短歌の響きあい
         東  直 子
  27
  中学生短歌コンクール
11   恋と青春が
    新しかった時代
      梅 内 美華子

 旅と酒を愛した歌人
     没後90年
   若山牧水 歌と憧れ
 21回 若山牧水賞に 
        吉 川 宏 志 氏
     
12  牧 水 の 旅
    沼津の二つの宝
       榎 本 篁 子
 第28回
  中学生短歌コンクール
11
 第22回 若山牧水賞に 
       三 枝 浩 樹 氏
 
12


第61号(平成30年9月10日) 第62号(平成31年3月1日) 第63号(令和元年9月1日) 第64号(令和2年3月1日)
   みじか夜の
    いつしか更けて
         此処ひとつ
   あけたる窓に
        風の寄るなり
  
  霞みあふ
    四方のひかりの
           春の日の
  はるけき崎に
         浪のよる見ゆ
  園の花
   つぎつぎに秋に
        咲きうつる
  このごろの日の
      靜けかりけり
  
  たまたまに
   出で来て渡る
       狩野川の
  水は張りたり
       雪解日和に
  牧水の魅力
    −歌集『黒松』の世界
           三 枝 浩 樹
  言葉の不思議
        穂 村   弘
 牧水の年齢の歌と、
       家族への葉書

         永 田  紅
 29回
   中学生短歌コンクール
 かたはらに秋ぐさの花、
      
     池 田 はるみ
 第24回 若山牧水賞に 
      松 村 由利子 氏
      黒 岩 剛 仁 氏
 第23回 若山牧水賞に 
        穂 村   弘 氏
 30回
   中学生短歌コンクール


第65号(令和2年9月1日) 第66号(令和3年3月1日) 第67号(令和3年9月1日) 第68号(令和4年3月1日)
   夏草の
     茂みがうへに
        伸びいでて
   ゆたかになびく
        山ゆりの花
  
  海みると
    のほる香貫の
           ひく山の
   小松が原ゆ
         富士のよく見ゆ
   わか竹に
     もずとまりをり
         珍しき
   夏のすがたを
      けふ見つるかも
  箱根山
    うすずみいろの
          山の端に
   うつくしき冬の
        日の出なるかも
   牧水と啄木
         黒 岩 剛 仁
   酒の歌
    牧水、勇、幸綱
         谷 岡 亜 紀
 牧水の津軽
   ― 大正五年の青森行

         梶原 さい子
  第31回
   中学生短歌コンクール
 『黒松』の表現にふれて

       馬場 あき子
  第32回
   中学生短歌コンクール
10
  第25回 若山牧水賞に 
       谷 岡 亜 紀 氏
  第26回 若山牧水賞に 
       黒 瀬 珂 瀾 氏
12


第69号(令和4年9月1日) 第70号(令和5年3月15日) 第71号(令和5年9月1日)
   石こゆる
     水のまろみを
        眺めつつ
   こころかなしも
        秋の渓間に
  
   みづの音に
    似て啼く鳥よ
          山ざくら
   松にまじれる
        深山のひるを
   なびきよる
     雲のすがたの
        やはらかき
   けふ富士が嶺の
        ゆふまぐれかな
  
 
   牧水と現代と短歌
         黒 瀬 珂 瀾
 
 牧水の<うたげ>の心

         小島 なお
  第33回
   中学生短歌コンクール
 牧水とからだの歌

         大森 静佳
 
  第27回 若山牧水賞に 
       奥 田 亡 羊 氏